プリセプター支援者に求められる能力・資質に関する研究

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タイトル別名
  • プリセプター シエンシャ ニ モトメラレル ノウリョク シシツ ニ カンスル ケンキュウ
  • A Study on Ability and Nature that is Necessary for Supporters of Preceptor

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我が国では、8割を超える病院が、新人看護師の育成方法としてプリセプターシップを導入し、効果をあげている。しかし、医療の高度化や安全管理意識の向上、新人看護師の実践能力の低下などにより、プリセプターである看護師が疲弊し、プリセプターシップが立ちゆかなくなっている現状が指摘されている。本研究のの目的は、プリセプター支援者を育成・活用するためのプログラムを開発sるうために、プリセプター支援者に求められる能力・資質を明らかにすることである。新人看護師の育成方法としてプリセプターシップを導入している9施設を対象にインタビューガイドに基づく犯行増加面接を行った。得られたデータを質的機能的に分析した結果、プリセプター支援者に求められる能力・資質は最終的に24にまとめられた。プリセプター支援者には、新人教育に関心があり教育原理をふまえたプリセプター自身が意欲を維持しながら問題解決できるよう支援する能力、熟達した看護技術を行動と言語で伝える能力、自己評価ができ自らも看護師として成長しようとする私室、が求められていた。また、プリセプター支援者には、広い視野から問題の構造を見極める能力や問題解決のために組織に働きかける能力が求められており、これは、プリセプター支援者が扱う問題が、複雑な構造を有していること、そしてその解決には単にプリセプターやプリセプティへの働きかけにとどまらない組織を巻き込んだ行動が必要であることに起因していると考えられた。プリセプター支援者を育成・活用するためのプログラムには、これらの能力を確実に修得できるための方略を組み込む必要がある。

source:Journal of School of Nursing, Chiba University

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