児童が家庭生活を意識する授業研究と意義

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  • ジドウ ガ カテイ セイカツ オ イシキ スル ジュギョウ ケンキュウ ト イギ
  • Lesson study and meaning that child considers home life

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抄録

児童の家庭生活全体をみていく教科であるという意識は必ずしも十分ではない。このような現状をふまえて,児童の家庭科への教科観を深めるための授業づくりを試み,その意義を考えようとしたものである。5年生の家庭科の導入題材「わたしの生活を見つめよう」(7時間)の授業を通して,児童に見えている「家の仕事」には限りがあることがわかった。しかし,児童自身があげたその「家の仕事」を自分たちが考えた観点で児童自身が分類するという活動によって,仕事の種類や家庭の機能に気づき,児童の家庭生活認識を深めることとなった。そして,その意義は,児童の家庭生活を意識化することが,衣食住の家庭生活に関わる個別の学習に入った時に児童自身が,その学習内容と家庭生活と結びつけて考えられ,家庭生活への活用・実践についての課題意識をもたせることになると考える。

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