「自己組織化する学級づくり」をめざすハプンスタンス型指導の提案

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  • ジコ ソシキカ スル ガッキュウズクリ オ メザス ハプンスタンスガタ シドウ ノ テイアン
  • ジコ ソシキカ スル ガッキュウ ヅクリ オ メザス ハプンスタンスガタ シドウ ノ テイアン
  • A proposal of happenstance direction for class formation of self-organizing

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Abstract

本研究は,学生による学級経験の記述事例から「活動的-非活動的」「生徒主導-教師主導」の二次元を抽出し,4種類の教師の指導類型を導き出し,小学校低学年(1~4学年),小学校高学年(5,6学年),中学校において,それぞれどの指導類型学級が出現するのかを検討した。その結果,小学校低学年は教師主導の教師リーダーシップ型学級についての想起が多く,小学校高学年,中学校ほど生徒主導の生徒階層型学級の想起が多く,中学校では教師リーダーシップ型学級が創発型学級へと移行することが明らかにされた。これより,小学校高学年以降においては生徒主導の学級型が想起されやすいことがわかった。また,各事例により,学級の展開過程においては突発的に変化や問題(キャズム)が生じており,一つひとつのできごとへの対応にはハプンスタンス型指導が重要であり,この指導によってキャズムを乗り越えることが学級集団の発達サイクルを形成していくと示唆された。

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