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Bibliographic Information
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- 【研究ノート】内モンゴル自治区におけるモンゴル文字の使用について-その使用事例や法律規定からの一考察
- ウチモンゴル ジチク ニ オケル モンゴル モジ ノ シヨウ ニ ツイテ : ソノ シヨウ ジレイ ヤ ホウリツ キテイ カラ ノ イチ コウサツ
- 【 ケンキュウ ノート 】 ウチモンゴル ジチク ニオケル モンゴル モジ ノ シヨウ ニツイテ - ソノ シヨウ ジレイ ヤ ホウリツ キテイ カラノ イチコウサツ
- Use of the Mongolian Script in the Inner Mongolian Autonomous Region
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本稿では内モンゴル自治区(以下内モンゴル)におけるモンゴル文字の使用状況について、関連する法律条例や当該社会における使用実態に関連する事例をあげて考察する。内モンゴルにおけるモンゴル民族教育や言語使用の実情を観察すると数々の問題を抱えている。今日では、内モンゴルのそのような状況について、様々な視点からの研究が増加している。モンゴル語と文字に関して、裁判やモンゴル族の人々による訴えを通じてモンゴル文字の使用が再認可され、新たな法律規定などが制定された例もある。また、日常生活の中でモンゴル語の使用が滞っている場面もある。更に、「内モンゴル自治区モンゴル語文字使用条例」という法律が制定され、モンゴル語文字の使用が保障されている。しかし、法律規定があるのも関わらずモンゴル文字使用の実態は異なることがわかる。モンゴル言語や文化に関して、当事者であるモンゴル人たち自身が、関係する法律などを学習し、実生活のなかでそれを生かし、役立たせない限り、法律そのものは機能したとは言い難いのである。経済的、文化的に大きく変化する状況の下で、重要性が衰えつつあるモンゴル語と文字使用の存続には、モンゴル人たちの自文化への意識や関心を強めることが重要だと思われる。事例から見ると、モンゴル人が自ら法律規定を基づいて、モンゴル語文字の使用権限を獲得或いは取り戻したと言える。そのような法律規定に基づいて自民族の言語文字の使用を主張し、その機能を発揮させいくという行動を更に多くのモンゴル人を伝わり、皆がその意識を高める必要があると感じられる。
Journal
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- 千葉大学人文社会科学研究
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千葉大学人文社会科学研究 28 237-247, 2014-03-30
千葉大学大学院人文社会科学研究科
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050288547197135744
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- NII Article ID
- 120007054750
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- NII Book ID
- AA12170670
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- ISSN
- 18834744
- 13428403
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- NDL BIB ID
- 025477090
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
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