生活科におけるものづくり単元の構成

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  • セイカツカ ニ オケル モノズクリ タンゲン ノ コウセイ
  • セイカツカ ニ オケル モノ ヅクリ タンゲン ノ コウセイ
  • A Unit of Manufacturing and Technology in Life Environment Studies

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抄録

本研究は,小学校におけるものづくり活動の課題を整理・検討して,その内容構成についての視点を提起するものである。これまでの生活科におけるものづくり活動を学習指導要領の見解,学習指導要領に沿いながらも教育現場の実態を基調とする見解,学習指導要領と異なる立場の見解にわけて検討した。そこでは,ものづくりの概念が異なり混乱していることを見出した。そのため,ものづくり活動の教育内容が,工夫・意欲という個人の属性となる抽象的な概念に解消されて,ものづくりそのものにある技術的・技能的な課題が客観的に捉えられていないことを指摘した。それぞれの見解が取り上げている子どものものづくりに対する意欲を保障しつつ,ものづくり活動の内容構成を確定していくためには,教師の子どもを読み解く目とそれとの関連で教育内容を考える目の双方が必要であることを教育実践をもとに明らかにした。

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