SketchUpとJw_cadを用いた建築模型製作支援方法

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タイトル別名
  • A Support Method of Architectural Model Production with SketchUp and Jw_cad

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説明

本研究は、学生が苦手とする建築模型のパーツ設計支援に対し、学生が使いこなせる2次元CAD と3次元CAD を利用するというアイデアに基づいたものである。建築模型のパーツ作成に、まず2次元CAD のJw_cad によって平面図と立面図を作成し、そのデータを3次元CAD のSketchUp に読み込む。続いて、立面図について平面上の一軸と縦軸の⚒軸に加え、平面上のもう一軸上に前後関係を考慮して各パーツを配置した加軸立面図を作成する。そしてスチレンボードの厚さを加えた3次元モデルとして、組み立てシミュレーションとパーツの加工方法をSketchup 上で行う。最後にSketchUp の表示を平行投影とし、東西南北の各立面と平面について作成した2次元dxf ファイルをJw_cad に読み込んで印刷し、スチレンボードに弱接着の接着剤で貼ってカッターでパーツを切断する。本研究において、これらのステップによって正確な建築模型パーツを作成できることがわかった。特にSketchUp による組み立てシミュレーションの段階でパーツの問題箇所を視覚的に確認、修正することができるため、建築模型作成の効率化にも有効である。

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