食用ウチワサボテンの栄養特性と生理作用
書誌事項
- タイトル別名
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- Nutritional and medicinal properties of edible Opuntia.
説明
type:解説
ウチワサボテン(サボテン科オプンチア属およびノパレア属)の茎節と果実は,生食用や加工品原料として世界の広い地域で消費されている.サボテンは発達した貯水組織を含む茎節,厚いクチクラ層,環境条件に応じて変化する可変的な CAM 型光合成などの形質を発現し,乾燥や高温など過酷な環境ストレス下でも高い生産性を展開している.地球温暖化や人口増加に対する対策が喫緊の課題である現在において,環境ストレス耐性と高い生産性を兼ね備えているサボテンは,健康的な食品や家畜飼料として,また特殊機能を解明するモデル植物として貴重である.本稿では,ウチワサボテンの栄養特性と生理作用に関する基本的な事柄について解説する.本稿が国内におけるウチワサボテン利用拡大の一助となれば幸いである.
収録刊行物
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- 生物機能開発研究所紀要
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生物機能開発研究所紀要 20 30-46, 2020-03
中部大学生物機能開発研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050288757472254464
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- NII論文ID
- 120006847867
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- ISSN
- 18807941
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles