Development of a Program to Foster Home Care Ability of Caregivers to Provide Home Care for Illnesses Familiar to Children

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Other Title
  • 子どもの身近な病気に対する養育者のホームケア能力を育むプログラムの開発
  • コドモ ノ ミジカ ナ ビョウキ ニ タイスル ヨウイクシャ ノ ホームケア ノウリョク オ ハグクム プログラム ノ カイハツ

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Abstract

子どもの身近な病気に対する養育者のホームケア能力を育むプログラムを考案、実践し、プログラムの効果とその意義を明らかにすることを目的とした。  プログラムは、第1 回目を「観察編」、第2 回目を「判断編」、第3 回目を「対処編」の3 回のシリーズとし、養育者が子どもが病気になったときの対応について一連のプロセスで学べるプログラムとした。プログラムでは、養育者が主体的に学べるように、実際の症状の音声や動画、モデル人形といった視覚的・聴覚的教材を使用し、演習やグループワークを取り入れ、生活の中で実践できるように働きかけた。評価として、各回終了後に質問紙調査、プログラム全体の評価として全プログラム終了2 か月後に参加者に面接調査を実施した。  本プログラムは、月に1 度のペースで3 回開催したが、すべての回に申込者全員が参加した。  面接調査を行った参加者からは、プログラムを受けて【いくつかの症状を確認しながら自分で対処方法を考えるようになった】などの意見が聞かれ、現れている症状がなぜ起きているのかを自ら考え、さまざまな知識を関連づけながら全身状態を判断し、対処方法を考えるようになった。  本プログラムを通して、“子どもをみる力”を高めることは、子どもの小さな変化に気づけるようになるとともに、子どもとの関わりを深めることにもつながること、そして、正しい知識を具体的にイメージしやすいように支援することは、なぜその症状が起きているのかを考え、いくつかの症状を確認したり、対処方法を考えたりと主体的な行動を促すことにつながると考えられた。

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