日本における高齢者ボランティア研究の現状と課題
書誌事項
- タイトル別名
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- The Analysis of Research Papers Focusing on the Elderly Volunteers
抄録
高齢化問題は中国においても大きな社会問題である。コミュニティ養老(介護)を考える中国にとって高齢者ボランティアの育成が必要ではないかと考えられる。本論文では高齢者問題の“先進国” である日本における高齢者ボランティア研究の現状の理解と政策的課題を剔出することを目的とする。 日本における高齢者ボランティアについての既存の論考を整理して分析した。具体的には「高齢者の社会活動」に関する研究、「高齢者のボランティア活動の動機及び継続性」、「高齢者ボランティア活動の健康に及ぼす影響」などに分けて述べる。「高齢者の社会活動」には親しい友人や仲間の多さ、活動参加に誘われることが社会活動の促進要因となっていること。「高齢者のボランティア活動の動機及び継続性」については要因間の分析について本文にみるような複数の見解がある。「高齢者ボランティア活動の健康に及ぼす影響」については、高齢者のボランティア活動は高齢者自身の心理的な健康度を高めるというような指摘が注目される。
収録刊行物
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- 大手前大学論集
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大手前大学論集 20 245-257, 2021-03-31
大手前大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050288757485205120
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- NII論文ID
- 120007116778
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- ISSN
- 1882644X
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles