出版者丹羽圭介の視点による山本覚馬著英文「京都とその近郊の名所案内』(1873) の詳細な制作背景

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タイトル別名
  • シュッパンシャ ニワ ケイスケ ノ シテン ニ ヨル ヤマモトカク バ チョ エイブン 『 キョウト ト ソノ キンコウ ノ メイショ アンナイ 』(1873)ノ ショウサイ ナ セイサク ハイケイ

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抄録

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AN10175460-20210819-23B

日本初の英文京都ガイドブックの出版者、丹羽圭介の言葉を新出史料である丹羽の講演録やインタビューから、ガイドブック制作部分に関連した部分のみを取り出し、それらの新情報から詳細な制作背景を考察した。その結果、発行元である集書院、京都府の雇い外国人教師であるレーマンとヂュリーの指導、山本八重と女紅場の生徒たちの印刷作業、山本と丹羽の師弟関係など、山本覚馬の強固な人的ネットワークが、ガイドブック制作に深く関与したことがわかった。また、丹羽の幼少から20 代までを、丹羽が受けたインタビューと、家族に伝わるエピソードを含めてまとめた。

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