雑誌『番紅花』 : 一九一四年の尾竹一枝

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タイトル別名
  • ザッシ 『 バン ベニバナ 』 : イチキュウイチヨネン ノ ビタケ イチ シ
  • Magazine “Saffran” : Kazue Otake' Year 1914

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抄録

文筆の道に進むのが夢だったが、日本画家の娘に生まれ、仕方なく描いたはじめての作が一等なしの三等に。「天才少女画家出現」とニュースになる。19歳のときだ。翌年も褒状1等。『青踏』に出会いらいてうのトリコになる。らいてうと「同性の恋」に酔いしれる。生涯らいてうを敬愛し、何かと援ける。らいてうと『青踏』の為の行動がジャーナリズムで批判され退社。破格値で売れた絵の代金を資金として文芸演芸雑誌創刊、20歳の時である。突出した優れた美感覚と鑑賞眼によって世界の陶芸家となった富本憲吉との結婚まで。喜怒哀楽に富む一枝物語はこの以後。

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