VR技術を応用した福島第一原子力発電所の廃止措置への挑戦

書誌事項

タイトル別名
  • Challenge to decommissioning of Fukushima Daiichi Nuclear Power Station by applying VR technology
  • 部門共通技術 VR技術を応用した福島第一原子力発電所の廃止措置への挑戦
  • ブモン キョウツウ ギジュツ VR ギジュツ オ オウヨウ シタ フクシマ ダイイチ ゲンシリョク ハツデンショ ノ ハイシ ソチ エ ノ チョウセン

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抄録

福島第一原子力発電所の廃止措置では、事前検証や操作訓練が他の原子力発電所の廃止措置に比べ、重要である。日本原子力研究開発機構楢葉遠隔技術開発センターでは、実測データを基に事故後の建屋内部状況を模擬したVRシステムや各種実規模大のモックアップ設備を応用して廃止措置に適用するための技術開発が行われている。これらを活用することにより確実かつ効率的な現地での作業への貢献が期待できる。本報では、これまでの原子力発電所での廃止措置におけるVRシステムの活用例を紹介し、VRシステムを活用することで廃止措置を進めるうえでどのような利点が得られたかをまとめる。また、福島第一原子力発電所の廃止措置に貢献することが期待されている楢葉遠隔技術開発センターのVRシステムについて、2017年1月に日本技術士会原子力・放射線部会での視察を踏まえ、その概要について報告する。

収録刊行物

  • 技術士

    技術士 30 (4), 8-11, 2018-04

    東京 : 日本技術士会

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