博士後期課程入学者数と教員の研究業績の関連性に関する探索的研究 : 新潟大学大学院自然科学研究科博士後期課程の事例分析

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タイトル別名
  • The Relationship between the Number of Students Enrolling in the Doctoral Program and Academic Research Achievements : Case Study of the Doctoral Program of the Graduate School of Science and Technology, Niigata University

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博士後期課程の入学者数の確保は,研究室というミクロなレベルから国家というマクロなレベルでの研究力の向上に重要であるが,有効な施策が打ち出されているとは言い難い.そこで本研究では,博士学生の進学における教員の研究業績に着目し,新潟大学大学院自然科学研究科において過去10年間で多くの博士学生が入学している教員にはどのような特徴があるのか分析を行った.具体的には,過去10年間の博士後期課程の受け持ち学生数で四分位ごとに教員をQ1からQ4にグループ分けし,科研費獲得の件数及び金額と論文数及び被引用指標をグループごとに集計した.その結果,より多くの博士後期課程学生が入学した教員のグループ(Q1)の各研究業績の中央値は,少なかったグループ(Q3-4)の中央値の1.5倍以上であることが明らかになった.得られた結果をもとに,博士後期課程学生の確保に向けた適切な制度設計を目指す.

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