〈論文〉芦東山の『無刑録』編纂における『諸唐書写本』作成の目的

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タイトル別名
  • 〈Articles〉The Ashi Tozan’s purpose of making Shotojoshahon in the compilation of Mukeiroku
  • アシ ヒガシヤマ ノ 『 ムケイロク 』 ヘンサン ニ オケル 『 ショ トウ ショシャホン 』 サクセイ ノ モクテキ

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抄録

[抄録]仙台藩の儒者・芦東山(あしとうざん)は若き時にその師・室鳩巣の委嘱を受け、生涯をかけて刑法思想の集大成となる書物、『無刑録』を編纂した。『無刑録』には、その編纂状況を知り得る資料が複数伝存しており、その一つが『諸唐書写本』である。『諸唐書写本』は芦東山が『無刑録』の編纂に着手してから間もない時期に作成されており、『無刑録』編纂当初の状況を示す重要な資料である。そこで、本論では『無刑録』の内容や編纂経緯を踏まえた上で、『諸唐書写本』の抄写内容と『無刑録』等の関連資料とを比較し、芦東山による『諸唐書写本』作成の目的を考察した。

専攻:日中文献学

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