漂泊的自我认同 : 从周作人再访立教大学时的新史料谈起

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タイトル別名
  • 漂泊的自我認同--従周作人再訪立教大学時的新史料談起
  • A Wandering Identity: An Analysis of Recently-discovered Documents from ZHOU Zuoren’s(周作人) Visit to Rikkyo University

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抄録

本稿は、周作人の日本憧憬を研究対象に、一九四一年四月の立教大学訪問に関する新史料への考察を通じて、淪陥期における彼の複雑な心情の一面に迫る試みである。周作人は如何なる思想や感情を抱いて行動し、淪陥期を生きたのだろうか。このような問いに関する先行研究に、木山英雄氏の研究書(二〇〇四)がある。木山氏は周作人と同時代人からの直話を含む大量の史料と周作人テクストへの分析を通じて、淪陥期におけるその思想歴を浮き上がらせた。本稿では淪陥期の体系的な周作人についてではなく、彼の日本への公式訪問という局所的な事象を取り上げて考察を加える。具体的には、周作人の立教大学訪問に焦点を当て、関連する新史料への分析を通じて訪問の背景や詳細を明らかにし、そこから彼の心情に迫る。

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