サーモグラフィーと血中二酸化炭素分圧によるフェイスシールドとマスクの比較 -疫学的視点と教育的視点からの考察-

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タイトル別名
  • サーモグラフィー ト ケッチュウ ニサンカ タンソ ブンアツ ニ ヨル フェイスシールド ト マスク ノ ヒカク : エキガクテキ シテン ト キョウイクテキ シテン カラ ノ コウサツ
  • Comparison of Face Shield and Mask by Thermography and Partial Pressure of Carbon Dioxide in Blood: Epidemiological and Educational Perspectives

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type:原著

本稿は、現代教育学部・生命健康科学部・工学部の連携で行った、新型コロナ感染症対策の報告が目的である。工学部は集団感染予防のため、受講生の発熱異常検知用にサーモグラフィーのスクリーニングシステムを開発し2020 年6 月から学内で使用・改良をしている。マスク着用には教育に重要な意思疎通の「表情」が遮られる短所があるため、WHO の条件に配慮したフェイスシールドを考案した。そして、フェイスシールド着用時とマスク着用時、非着用時の状態を、TOSCA〓 とサーモグラフィー装置により、体表面温度、血中二酸化炭素、酸素飽和度、脈拍数を測定し、比較・測定した。さらに、心理状態等をアンケートで尋ねた。その結果、医療用簡易マスクではCO2 の再呼吸のリスクが示唆されていたが、本研究における血中二酸化炭素濃度に差はみられなかった。また、フェイスシールド、マスク、サーモグラフィーに対するアンケート調査から、それぞれのメリットも確認できた。

The purpose of this paper is to report on the countermeasures against new coronary infections conducted in collaboration among the College of Contemporary Education, the College of Life and Health Sciences, and the College of Engineering. The College of Engineering has developed a thermographic screening system for detecting abnormal fever among students to prevent mass infection, and has been using and improving it on campus since June 2020. Because wearing a mask has the disadvantage of blocking the “facial expression" of communication, which is important for education, we devised a face shield that takes into consideration the conditions of the WHO. Then, we compared and measured body surface temperature, blood carbon dioxide, oxygen saturation, and

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