書誌事項
- タイトル別名
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- En torno a la palabra española «musmé»
- スペインゴ ノ musme オ メグッテ
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抄録
日本語からスペイン語に入った語のひとつにmusméがある。今ではほとんど使われなくなったが,19世紀末から20世紀初頭,スペイン語圏でよく用いられた時期があった。フランス人ピエール・ロチの著作がスペイン語に訳されて紹介されたとき,ロチの使っていた語mousméがmusméに置き換えられて広まったようである。スペイン語で書かれた紀行文や小説・詩歌・演劇,さらに新聞記事などをたどっていくと,musméは「若い女,娘」の意味だけでなく,姿形の美しい女,どこか魅力的な女,異国情緒を漂わせた女など,さまざまなニュアンスを含む語として用いられたことがわかる。
収録刊行物
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- 拓殖大学語学研究
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拓殖大学語学研究 146 307-326, 2022-03-25
拓殖大学言語文化研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050291768712508032
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- NII書誌ID
- AA11868777
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- ISSN
- 13488384
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- NDL書誌ID
- 032183846
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL