地域社会に求められる認知症への取り組みに関する一考察 : 徳島県民を対象とした認知症への意識調査から

書誌事項

タイトル別名
  • チイキ シャカイ ニ モトメラレル ニンチショウ エ ノ トリクミ ニ カンスル イチ コウサツ : トクシマ ケンミン オ タイショウ ト シタ ニンチショウ エ ノ イシキ チョウサ カラ
  • Local Community Goals for Building a Dementia-Friendly Society : A Review of Questionnaire Survey on Public Awareness of Dementia in Tokushima Prefecture

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抄録

徳島県では,全国平均よりも速いスピードで少子高齢化が進行しているが,中でも最も克服の困難な課題の一つが認知症への対応である。本稿は,2020 年度に認知症に関して地域で何ができるのかをテーマとする公開講座を開講した筆者が,一般市民を対象に2021(令和3)年2 月から5 月にかけて実施した認知症への意識に関するアンケート調査をもとに,そこから導き出される地域社会に求められる取り組みについて整理したものである。調査の結果,①不安克服に向けた一般市民への啓発活動,②正しい「予防」のあり方の検討,③孤独や孤立への対応,④介護施設の改善に向けた働きかけ,⑤認知症にやさしい社会の構築等の課題が判明した。これらをもとに,公開講座等を通じた一般市民との対話を継続し,引き続き地域社会に求められる取り組みについて考案・実践していきたい。

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