マーチャンダイジングの仕入管理に関する研究―仕入計画と商品管理を中心に―

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the purchase Management of Merchandising ―Summary of Purchasing plan and Merchandise Control―
  • マーチャンダイジング ノ シイレ カンリ ニ カンスル ケンキュウ : シイレ ケイカク ト ショウヒン カンリ オ チュウシン ニ

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説明

仕入に関する課題は,マーケティングの中においてマーチャンダイジングの分野で論じられている。仕入活動については,従来の仕入という考え方と,マーチャンダイジングという考え方との関わり合いにおいて,互いに異なる点を考えて見た。そして,小売店のマーチャンダイジング能力を高めるためには,良い仕入先を選定する必要があり,小売店の良い仕入先とは何かについて,3点を挙げて説明した。 商品ライフサイクル(life cycle)による位置づけについては,対象となる商品がいずれの段階に推移しているのかを見極める際に有効であり,仕入を行うに当たっては,対象となる商品のライフサイクル推移状況を冷静に見定めて,追加発注をするべきか否かを判断しなければならない。 また,仕入の際には,漠然と全品目を扱うのではなく,基準を明確にして品目群を選定し,商品の特性にあった仕入を計画的に設定することが大切である。その際,仕入については,「商品」,「仕入先」,「数量・頻度」の3つに分け,品目群については,「基幹品目群」,「補完品目群」,「呈示品目群」,「促進品目群」の4類型に分けて一覧表にして,それぞれについて説明した。 在庫統制は,商品の動きを把握して,仕入と販売を有機的に結び付け,売れ行きに対応した仕入を明確にするために必要であり,マーチャンダイジングと密接に関係している。小売店の売場における商品管理の対策としては,商品動向の成り行きに注視しながら,在庫の売れ筋管理をすることが重要になってくる。全般を通して,実務的な色彩が濃く出されている研究論文であると言える。

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