コロナ禍における大学生のビリーフ及び学習への取組み方について : 中国語学習者を対象に

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タイトル別名
  • コロナ カ ニ オケル ダイガクセイ ノ ビリーフ オヨビ ガクシュウ エ ノ シュクミカタ ニ ツイテ : チュウゴクゴ ガクシュウシャ オ タイショウ ニ
  • On the Beliefs and Learning Behavior of University Students during The COVID-19 Pandemic : A Survey of Japanese CFL Learners

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抄録

本研究では大学において対面授業とオンライン授業を1年ずつ経験したことになる2020年の大学2年生中国語学習者を対象にアンケート調査を行い、2014から2017年の大学2年生中国語学習者のビリーフおよび学習への取組み方に関する調査結果と比較し検討した。t検定の結果、「2020年の学習者群」のビリーフは「正しい発音で中国語を話すことは大切である」「私は中国語が上手に話せるようになりたい」など9項目が「従来の2年生群」に比べ高い傾向を示した。学習への取り組み方については「授業中に私語をしない」「授業で出された宿題や課題はきちんとやる」など5項目が「従来の2年生群」に比べ高い傾向を示し、「クラス全員の前で、積極的に質問や発言をする」など2項目が低い傾向を示した。また、オンライン授業に関する自由記述からは、オンライン授業では通学時間の減少により学習に充てられる時間が増えた、授業内容を何度も見返すことができるなどの利点があるものの、授業が分かりにくい、質問がしにくい、課題が多い、ネット環境に不安があるなどの理由から、約半数の学生は対面授業を望んでいることが示された。

収録刊行物

  • 語学教育研究論叢

    語学教育研究論叢 39 13-23, 2022-03-01

    東京 : 大東文化大学語学教育研究所

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