コミュニティキャンパスにおけるアクティブ・ラーニングの成果と持続性の課題 : カリキュラムマネジメントされた大学授業でのフィールドワークの取り組み

書誌事項

タイトル別名
  • コミュニティキャンパス ニ オケル アクティブ ・ ラーニング ノ セイカ ト ジゾクセイ ノ カダイ : カリキュラムマネジメント サレタ ダイガク ジュギョウ デ ノ フィールドワーク ノ トリクミ
  • Achievement of Active Learning and Stability Issues in Community Campus : A study on Fieldwork Designed for Curriculum Management in University Classes

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抄録

本研究は,大学が連携協定を結び地域全体をキャンパスと捉えて活動する「コミュニティキャンパス」において,カリキュラムマネジメントされたフィールドワーク科目の実践事例から,アクティブ・ラーニングとしての学習成果を検証した。また,サポート体制なくしては持続的な運用に課題が生じると考え,事例を対象に考察した。結果,フィールドワークでは,目標を設定する仮説検証型調査による深い思考や主体的な学び,グループワークによる協働型の学び,調査や報告会での議論による対話的な学びが得られていることから,高度なアクティブ・ラーニングが達成されていることが確認された。一方,能動的な学修を主体としつつも,時間的な制約から誘導的な指示が必要なこと,課題解決型の学習であるものの実用性が達成できたかは検証できていないこと,同じフィールドにて継続した活動を行う上でテーマの掘り下げができていないこと等の課題が示された。持続的な運用には,専属職員の確保,コストと成果を明確にした地域と大学の総合的な体制づくりが必要であると考えられた。

フィールドワーク

アクティブ・ラーニング

コミュニティキャンパス

持続性

identifier:SK002900011164

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