有効性・必要性に疑義が提起されている うつ病薬と医療財源問題

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タイトル別名
  • ユウコウセイ ・ ヒツヨウセイ ニ ギギ ガ テイキ サレテ イル ウツビョウヤク ト イリョウ ザイゲン モンダイ
  • Depression drugs that raise doubts about the drugs’ effectiveness and necessity and medical financial resources issues

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抄録

日本の公的医療保険の財源不足は深刻で持続可能性の危機に直面している。この財源不足に対して、これ以上の医療費の抑制、患者負担の引上げは望ましくなく、保険料の引上げは今後も行うしかないが限度があり、財源の不足を補うためには増税は避けられない。このような状況をふまえて本論文は有効性、必要性に疑義のある医薬品について再検証を行うことにより、医療の質を低下させることなく医療費の増大を抑制できる可能性について検証を行った。さらにこれらの医薬品の問題が一部の医療専門家から提起されてきたにもかかわらず、有効な対策がとられないできた理由について、情報の非対称性やモラル・ハザードなどの医療経済学の概念を用いて考察を行った。

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