アドボカシーを題材とした探究学習の実践の試み

書誌事項

タイトル別名
  • An Attempt to Practice Inquiry Learning on the Subject of Advocacy

説明

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[要旨] 多様化が進む現代においては、経済力や職業の違い、異なる文化や価値観を持つ人々の間に様々な葛藤や衝突、軋轢が生じる。社会問題に対応する方法としてアドボカシーを体験し学ぶことが、市民の政治参加に関する知識や能力を獲得することに繋がると考えられる。そこで本研究では、性的マイノリティの権利擁護を行うアドボカシーを題材とした中学生向け授業プログラムの開発・実践を行い、生徒の社会問題に対する関わり方に変容が見られる場面や解決方法に関する知識や能力を取得した場面から、開発した授業プログラムの有効性と課題を明らかにした。その結果、関連する知識や思考の仕方、有効な手立てを実践から学ぶことができ、社会問題を解決することに対する当事者性を高めることができた。今後研究を進めるにあたって、生徒が外部へ発信することを躊躇しない授業プログラムの再構成や毎時間における生徒一人一人の変容の分析については課題が残った。

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