カンボジア農村部におけるSDGsエコビレッジに関する考察 : 法人代表者へのインタビュー調査と報告資料から

書誌事項

タイトル別名
  • Consideration on SDGs Ecology Village in Rural Cambodia : From Interview Surveys and Report Materials with Corporate Representatives
  • カンボジア ノウソンブ ニ オケル SDGs エコビレッジ ニ カンスル コウサツ : ホウジン ダイヒョウシャ エ ノ インタビュー チョウサ ト ホウコク シリョウ カラ

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抄録

紹介

本研究で、カンボジア農村部におけるSDGs エコビレッジに関するインタビュー調査と報告資料から次のことがわかった。農村部の人々の収入は低く、出稼ぎや貧困の問題がある。村の子ども達は高校までほとんど進学していない。都市部で就職するには高卒でないと厳しい現状がある。その観点から、村で産業が確立し、一定の収入を得ることができればそれらの問題を解消することに期待できる。SDGs エコビレッジは、学歴に関係なく職業訓練的な要素を持っている。さらに、近隣の14ある村において、今後中学校や高等学校の誕生にも可能性があり、将来的に子ども達の就職にもつながるだろう。 SDGs エコビレッジの取り組みを、主に「1.貧困をなくそう」「4.質の高い教育をみんなに」「5.ジェンダー平等を実現しよう」「8.働きがいも経済成長も」「9.産業と技術革新の基礎をつくろう」「10.人や国の不平等をなくそう」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」の項目との関連性についてまとめた。そして、今後も活動に注視し、持続可能な開発目標を目指していく中で、多くの可能性を模索することが必要であろう。

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