円形マイクアレーを想定した球面調和関数展開に基づく近接/遠方音分離T-Fマスク推定
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抄録
物理モデルと深層学習を組み合わせた近接/遠方音源分離手法について,実機マイクアレーを想定したシミュレーションにより,実環境実験に向けたT-Fマスク推定モデルの検討と音質評価実験を行った.深層学習による音源分離ではディープニューラルネットワークや長短期記憶ユニット(LSTM)を用いて,混合音から求めた音響特徴量から時間-周波数(T-F)マスクを推定する.本論文では球面調和関数展開に基づく近接音分離法により,低周波数領域の近接/遠方音を推定し,これを音響特徴量に加える.従来のLSTMによるT-Fマスク推定手法と比べて分離音声の音質を向上し,実環境を想定した条件下での提案法の有用性を示した.
収録刊行物
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- 第82回全国大会講演論文集
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第82回全国大会講演論文集 2020 (1), 195-196, 2020-02-20
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572094330240
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- NII論文ID
- 170000182286
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00205121/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles