実行時requirement enhancementのためのゲーム空間の差分分析アルゴリズム

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自己適応システムは,外部環境の変化に対し,システム自身が振る舞いを変更するシステムである.制御器合成技術[1]を利用した自己適応システムにおいて,システムは(1)変化した環境を検知し,(2)開発者が想定した要求から開発者の意図に沿って最大限に要求を保証する要求の集合を分析し,(3)分析された要求集合を保証するように振る舞いを変更する.相澤ら[2]は,ゲーム空間と勝利領域を構築し,保証できる最大限な要求集合を分析する手法と環境変化時の要求緩和分析手法を提案した.しかし,環境から望ましくない動作(開発者が想定してない外部環境から観測された動作)が発生しなくなる場合に,システムはより高いレベルの要求を保証可能(以下,requirementenhancementという)かどうかを分析するには数分間以上かかる.本研究は,保証可能な要求を効率的に分析するためのアルゴリズムを提案する.評価実験の生産工場モデルにおいて,実行時間の約99.95%が削減された.

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