マルチセンサを用いた打撃フォームの分析による野球初心者の打撃技術支援システム
抄録
近年,センサやビデオカメラを用いて取得したデータや動画を用いてスポーツの技能向上を支援するシステムが注目を集めている.これらのシステムは,ほとんどがプロフェッショナルの選手向けに開発されており,アマチュア選手や初心者向けのシステムは少ない.一方,メジャースポーツの一つである野球において,一般的な打撃技術の習得方法は,野球経験者からの言葉や身振り手振りによるアドバイスである.この場合,経験者による技術支援は熟練度に依存するため,初心者は経験者がもつ感覚的な指導を理解して再現することは難しい.本研究では,加速度センサや角速度センサといったマルチセンサを用いて,野球における経験者と初心者の打撃フォームをそれぞれ数値化して分析することで,初心者の打撃技術の向上を支援するシステムを提案する.提案システムでは,3 軸の加速度センサおよび角速度センサをバットと体に装着した状態でスイングを行い,センサの値を測定することで打撃フォームの修正点を分析する.評価の結果,野球における経験者と初心者との間で打撃フォームの違いを分析でき,野球初心者の打撃技術を効率的に支援できることを確認した.
収録刊行物
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- 第26回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集
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第26回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集 36-43, 2018-10-31
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572094834688
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- NII論文ID
- 170000178425
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00191826/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles