一点透視図法の絵画における注目領域の抽出ー遠近法導入時に着目して
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江戸時代後期,日本に遠近法がもたらされることにより,浮世絵や油彩画において,積極的に一点透視図法が取り入れられるようになった.元来,西洋画において一点透視図法は,奥行き線と消失点により,絵画に遠近感を持たせることを目的として用いられてきたが,江戸名所絵や明治初期の日本の絵画では,鑑賞者の視線を消失点上に配置されたモティーフに誘導させる方法として用いられていたとされる.そこで,本研究では,当時の日本における一点透視図法による絵画を対象として,消失点上にモティーフを配置する構図がもたらす効果について明らかにする.消失点上にモティーフのある絵とない絵,消失点上のモティーフを消した加工を施した絵の合計3種類について視線計測実験を行い,それぞれの注目領域を比較する.
Journal
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- 第79回全国大会講演論文集
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第79回全国大会講演論文集 2017 (1), 951-952, 2017-03-16
情報処理学会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572095108224
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- NII Article ID
- 170000175605
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- NII Book ID
- AN00349328
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- conference paper
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- Data Source
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- IRDB
- CiNii Articles