草書体漢字のスペクトル変調による書体変換
書誌事項
- タイトル別名
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- Style Transformation of a Cursive Chinese Character by Spectrum Mmodulation
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説明
漢字の草書体は楷書体を書法のきまりに従って崩してできる.この書法の学習なしではなかなか草書体を読むのはむずかしい.一方,計算機による手書き文字認識は,そのような書法の学習を前提としない認識方法である.その手法は大きく分けると次の二つの方法に分類される.(1)運筆ストロークの特徴をとらえる方法,(2)筆点運動のフーリエ分解スペクトルを特徴量として利用する方法.いずれにおいても楷書体と対応する草書体の特徴量の差が統計的に最も小さいものを探索することが基本になっている.もし草書体特徴量に擾乱を付加すれば,より楷書体へ近づいた書体を逆生成できる可能性が示唆される.本報告では,与えられた草書体漢字のP形フーリエ記述子のスペクトル成分に擾乱または変調を付加して,対応する楷書体の行筆を抽出する試みを行った.
収録刊行物
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- 全国大会講演論文集
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全国大会講演論文集 第53回 (人工知能と認知科学), 237-238, 1996-09-04
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572099478784
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB