スリット画像を用いたナビゲーションのための情景時空間画像解析

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  • Spatiotemporal Image Analysis using Sampling Slit for Navigation System

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抄録

動画像の表現方法として、画像平面の2次元に時間軸を加えた3次元ボリュームで表現する時空間画像表現が各方面で研究されている。この所空間画像による動画像解析は、画像の汚れやノイズに対して比較的頑強であり、因難な問題である対応点探索問題に対する有効な手法となることが期待されている。例えば時空間画像を、3次元ボリュームのまま処理の対象とする時空間フィルタリングのような手法の他に、時空間ボリュームを平面で切断して得られる2次元画像から必要な情報を抽出しようとする試みもなされている。また、カメラの運動方向と画像平面の垂線を含む平面でこの時空間画像を切断して得られるエピポーラ画像を解析する手法では、物体の三次元位置を得る試みが行なわれている一方我々は、地理情報システム(GIS:Geographic In-formation System)支援による車載ナビゲーションシステムに関する提案を行なってきた。このシステムでは、車載カメラから得られる情景画像をGIS支援のもとにビジョンモデュールで処理し、さらに車載計器などのセンサー群による異種情報を融合することにより、より高度な次世代ナビゲーションシステムを実現することを目標としている。この報告では、ナビゲーションシステムでの利用を目的とした情景時空間画像の解析について述べる。

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