データの更新を漸次的に行う動的ソフトウェア更新機構
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抄録
動的ソフトウェア更新機構は,実行中のプログラムを新しいバージョンに更新することを可能にする.データを生成する関数(コンストラクタ)が更新によって変更された場合,古いコンストラクタの生成したデータ(旧データ)をすべて新しいコンストラクタの生成するデータに置き換える必要がある.しかし,データの置き換えを一括で行うと,プログラムが長時間停止することがある.そこで,この置き換えを漸次的に行う方式を提案する.この方式では,データの参照には必ずそのデータのアクセサを用いることを前提とし,旧データが参照される際に,アクセサがデータの置き換えを行う.また,ごみ集めの実行中に旧データを見つける処理を追加した.見つかった旧データは,関数呼び出しごとに一定数の置き換えが行われる.
収録刊行物
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- 第73回全国大会講演論文集
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第73回全国大会講演論文集 2011 (1), 365-366, 2011-03-02
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572101922176
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- NII論文ID
- 170000088351
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00107783/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles