ウェーブレット変換を用いたリモートデスクトップの為の画面伝送システムの試作

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抄録

リモートデスクトップなどシンクライアントが広く用いられる様になった。現在のGUI環境下におけるリモートデスクトップでは遠隔操作される計算機の画面を伝送する必要があるが、動き補償を用いた動画像圧縮方式では圧縮時の計算量が大きいため伝送すべきデータ量は削減出来ても圧縮遅延が大きくなってしまう。逆に非常に簡単な圧縮のみで済ませる方式では圧縮率がさほど高くならないため転送すべきデータ量が増大し伝送遅延が大きくなってしまう。本稿では、ウェーブレット変換による画像圧縮符号化方式を導入し、計算量を削減しつつも圧縮率の比較的高い画面伝送システムを提案する。その試作システムを用いて有効性の検証を行った。

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