IoT機器を模したハニーポットの構築
説明
脆弱な IoT 機器を乗っ取り,それを踏み台にしたサイバー攻撃の脅威が問題になっているが,我々は IoT 機器を模した仮想計算機に対する攻撃を観察できるハニーポットを運用することで攻撃手法についてデータの収集を行っている.本報告ではその構成法について提案している.また,収集したデータからログイン試行時に使用したユーザ名とパスワード,ログイン成功後に実行されたシェルコマンド,接続元ホストのドメイン情報について分析を行い報告する.分析結果より,様々な IoT 機器で初期設定されているユーザ名とパスワードのリストを用いた辞書攻撃が行われていることを確認できた.また,ハニーポットに接続してきた全ホストの IP アドレスのドメイン情報を取得した結果,特定の国からの通信が多いことが判明した.
収録刊行物
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- マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2019論文集
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マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2019論文集 2019 487-494, 2019-06-26
情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572112074624
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- NII論文ID
- 170000181335
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles