エラー予告FFとレプリカの電圧マージン制御性能の定量的比較

抄録

製造ばらつき,電源電圧変動,経年劣化などの性能ばらつきを克服する手法として,適応的電圧制御が有望視されている.本稿は,適応的電圧制御の実現に向けてタイミングセンサに着目し,エラー予告 FF とクリティカルパス ・ レプリカの優劣を電源電圧削減効果の観点から定量的に議論する.合わせて,適応的電圧制御時の最小平均動作電圧を線形計画法を用いて見積もり,電圧制御時に各センサが必要とするマージン量を定量的に評価する.各センサを用いた適応的電圧制御時の性能を評価したところ,エラー予告 FF では 13.3%,レプリカでは 8.9% の電圧削減効果を確認した.また,エラー予告 FF は最小動作電圧に対して最小 2.5%,レプリカは最小 5.6% の電圧マージンが残ることを確認した.

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  • CRID
    1050292572112490368
  • NII論文ID
    170000178137
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00190824/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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