現実景観の眺望行動と景観画像の観察における視線追跡分析

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抄録

実際の視点場から実景観を眺望する場合と、同じ場所から撮影された景観写真を観る場合では、視覚認知過程において大きな違いがある。近年、都市計画や建築の分野では、視線追跡技術が多く使われるようになってきた。理由としては、視線運動は、景観眺望における心理学的行動を反映していると考えることができるからである。本研究は、ポータブル型アイトラッカーを利用し高所展望台から周辺の景観を眺望した場合の視線行動を記録した。それを、同じ位置のパノラマ画像を大型ディスプレイで見た場合の視線行動データと比較・分析した。現実眺望と景観画像では、注視点特性に有意な差のあることが確認できた。

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