共有メモリを介したストリーム通信ライブラリの構築と性能評価
書誌事項
- タイトル別名
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- A Library for Stream IPC via Shared Memory
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説明
共有メモリをプロセス間通信に用いることで効率の良い通信を行えることが知られている。しかし単に共有メモリがあるだけではプログラマが明示的に共有メモリの管理や同期を行う必要があり、UNIXのソケットを用いる場合に比べて手間がかかる。そこで、共有メモリの管理や同期を内部で行う通信ライブラリを構築してソケットと同じストリーム形式のインターフェースを提供することが考えられる。これによいソケットと同じ感覚でより効率のよい通信を行うことができ、現在ソケットを用いているプログラムを共有メモリを利用するように書き換えることも容易になる。本研究では、実際にSolaris上でmmapと同期ライブラリを組み合わせてストリーム形式の共有メモリ通信ライブラリを実装し、ソケットを用いた場合と性能を比較する実験を行ってその有効性を検証した。本論文の残りの部分は次のように構成される。2節で本ライブラリが提供するインターフェースについて述べ、3節でその実装について説明する。4節で性能評価のための実験とその結果を示し、5節で結論を述べる。
収録刊行物
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- 全国大会講演論文集
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全国大会講演論文集 第53回 (アーキテクチャサイエンス), 101-102, 1996-09-04
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572117162368
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB