映像シーン記述言語を用いた動画像検索システムの提案

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  • A Proposal of Moving Image Retrieval System Using Video Scene Description Language

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抄録

今後CATVや高速高帯域ISDNの発展・普及によって多種多用の映像メディアが多数のチャネルによって一般に流通することが予想される。また現在、映像メディアを中心とするマルチメディア情報をコンピュータシステムの中心に位置付けようとする方向性をもったハイパーメディアシステムへのニーズが高まっている。したがって将来予想される膨大な量の映像メディアから必要な時に必要な情報を獲得する手法への要求が生じてくるが、特に映像メディアの場合データ量が膨大で抽象化レベルが低いため、従来の人手に頼った方法ではおのずと限界がある。従って、自動認識・理解を積極的に用いた情報抽出手法が重要な要素となる。このような観点から、我々はこれまでに映像メディアから自動獲得したい情報を一般的に記述できるハイパーメディアの実現に向けて、映像シーン記述言語(Video Scene Description Language、以下VSDLと略記)を提案してきたが、本発表においては予備実験を行なうことによってその分類・記述能力の評価を行ない、またVSDLを用いたユーザ所望のシーンを検出するシステムの提案を行なう。

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