ハイパーメディアシステムのための映像シーン記述言語

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  • Video Scene Description Language for Hypermedia System

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抄録

近年、画像や映像の自動認識技術を応用した、高度なハイパーメディアシステムへの期待が高まっている。我々も、映像シーン記述言語(VSDL)を用いた動画像検索システムを提案し、色とその動きを用いたシーンの一般的な記述方法を検討している。我々の提案したシステムを応用し、次のような高度なハイパーメディアを構築することを考える。・蓄積情報、放送情報から能動的に情報を見つけ出し選択することができる・ユーザとのやりとりを通じてシステムが発展する・画像や映像内容にふみこんで、素材情報を獲得できるこのハイパーメディアシステムでの情報の流れを、図1に示す。ユーザを蓄積情報や放送情報から、検索したい情報を想定しVSDLによってシーンを記述する。システムは入力されている動画像からシーンを切りだし、ユーザの検索意図とマッチングをとり、マッチングに成功したシーンを出力する。出力結果は、認識結果に対応してシーン/フレーム/物体と重層的になっており、それぞれのレベルで利用できる。また、出力結果を改良し、次の検索意図の活用することで、検索意図をより自分の意図にあったものにすることができる。このようなシステムを構築するためには、ユーザの意図を反映しつつ、情報を解析し、蓄積する統合的な手段が必要となる。そこで、VSDLをこれまでのスクリプト言語から発展させ、以下に述べる通り、認識・推論機能やユーザインタフェース機能を持たせるように拡張している。

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