RISC性能評価の一手法 : CISCとの比較

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説明

プロセッサの性能評価を行う方法として、MIPS(Million Instruction per Second)値やベンチマークテストの測定結果の比較がある。しかし、MIPS値は命令ミックスの設定が難しかったり、ベンチマークテストはいろいろなアプリケーションプログラム(以下、APと略す)に対する有効性の判断が難しいという問題点がある。一方、ここ数年RISCが急成長してきている。RISCは、命令長が固定であり、平均命令実行時間が一定という特徴がある。したがって、RISCでは、命令ミックス値をベースに性能を求めることよりも実行命令数とメモリキャッシュのヒット率による評価が有効である。また、現在では、ほとんどのプログラムが高級言語で記述されるため、実行命令数ではなく高級言語の文の実行数で評価できれば効率化が図れる。本稿では、RISCを用いた計算機の評価手法を提案し、CISCとの比較を示す。

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