装着型偶発的コミュニケーション記録装置の開発

情報処理学会

書誌事項

タイトル別名
  • Development of a wearable communication recorder for opportunistic communication

説明

従来のコミュニケーション研究は，一般に対面場面を記録したデータを対象として行われてきた．近年では，データ取得が困難である偶発的コミュニケーションの重要性が認識され，研究の対象とされている．本稿では偶発的コミュニケーションを記録する為の装着型記録装置を開発した．ライフログでは常時記録をするので，記録が膨大になり，そこから有用な場面を抽出する事が主要な研究課題となっている．本システムは，ユーザの発話に着目し，必要情報の選択を行い，コミュニケーションの最中のみを記録する．具体的には，発話前の非言語コミュニケーションから発話までを記録している．発話前の非言語コミュニケーションは調査により，ユーザの発話から 10 秒遡れば十分に記録できると分かった．

Not all the daily communication is planned in advance. There is type of communicationcalled “opportunistic communication” that happens unintended in any place and in anymoment. Conventional video recording cannot capture this type of communication.While “life log” research systems record all events all the time, it requires hugerecording media and most of the recoding is use. The proposed wearable recorder records communication by video from as far back as some 10 seconds.

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