職業科、定時制・通信制高校における教科「情報」の導入を契機とする変化
説明
2003年度より高等学校に新教科「情報」が導入され、現在、すべての高等学校で本格的に情報教育が行われている。これによって、これまで工業科・商業科等において実施されてきた職業教育・としての情報教育も質的な影響を受けることになった。また、定時制・通信制高校においても新たな取り組みが始まっているが、ディジタルディバイドに対する配慮や生徒の実情に応じた対応といった課題もある。さらに、教科「情報」の導入を契機として他教科の授業でも情報機器の活用が検討されるなど、学校教育は全般にわたっての影響を受けそうである。ここ数年の動向から「学校の情報化」を考察すると、教科「情報」の導入は工業科・商業科などの専門高校や定時制・通信制高校に「発想の転換」をもたらす契機となっており、さらに、すべての高校において学習のあり方を変える可能性をもっている。また逆に、この「発想の転換」は教科「情報」のあり方に影響を及ぼす面ももつと考えられる。
収録刊行物
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- 情報教育シンポジウム2003論文集
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情報教育シンポジウム2003論文集 2003 (12), 157-161, 2003-08-22
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572120084352
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- NII論文ID
- 170000082322
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles