圧力センサ搭載ヘルメットを用いた個人識別手法
説明
ヘルメットは社会生活において広く利用されている.本研究では 32 個の圧力センサを搭載したヘルメットを装着することで,頭部形状から個人を識別する手法を提案する.提案手法によって,ヘルメット上部に取り付けたディスプレイに名前を表示したり,視線情報などのデータを記録する際に手間なく作業者のラベルを付与できる.また,工場などで役職などにより入室できる部屋が制限されている場合に扉の鍵としても使用できる.提案手法は,あらかじめデータが登録された複数の人物のうちの 1 人がヘルメットを装着したときにその人物を識別する個人識別と,ヘルメットを装着した人物が登録者であれば認証し,登録者でなければ拒否する本人認証の 2 つの機構を備える.プロトタイプデバイスと解析用のソフトウェアを実装した後,被験者 9 人データを採取し,個人識別では精度が 100%,本人認証では被験者全員の平均 EER が約 7.6% という結果を得た.
収録刊行物
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- マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2195論文集
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マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2195論文集 2020 1215-1222, 2020-06-17
情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572128257664
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- NII論文ID
- 170000184618
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles