スマートデバイスのセンサを用いた休憩奨励機能を持つ観光支援システムの開発

抄録

インバウンドの観光客などの増加に伴い,観光地などの野外で体調を崩す観光客の増加がみられている.その原因として,夏場の高温や,慣れない観光地での歩行が挙げられる.本研究では,野外での観光の際に,スマートデバイスを用いて観光客に身体的な疲労を意識させ,休憩を促すことを目的とする.そのための方法とし,まず,観光中の使用者の心拍数や歩数をスマートデバイスで計測する.その計測結果をもとにして,使用者が身体的に疲労していると判断した際に,使用者の近辺の休憩できる場所を提示し,使用者に休憩を促す機能を実装する.さらに,その休憩できる場所の位置が使用者の位置からどの辺りにあるのかの表示も行う.システムの有無による比較実験を観光地で行い,アンケート結果や心拍数の値により評価を行った.その結果,本システムは,実験中に休めることを意識させ,休める場所がどこにあるかを明確にすることがわかった.

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  • CRID
    1050292572129272064
  • NII論文ID
    170000181441
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00202351/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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