エッジコンピューティングにおける顔認識アプリケーションのためのタスク配置システムの提案

抄録

現在,モバイルデバイスは処理能力など様々な制約があり,アプリケーションの実行における負荷軽減が必要とされる.エッジコンピューティングではモバイルデバイスの近くにエッジサーバを配置し,アプリケーション実行を移行することにより,負荷軽減と遅延削減をする.また,顔認識アプリケーションの増加に伴い,計算能力,ストレージ容量の要求が高まっている.既存研究のエッジコンピューティングベースの顔認識ではタスクの実行場所が決まっており,計算資源やネットワークの状態を考慮されておらず,タスク配置手法が必要である.そこで,本稿ではエッジコンピューティングにおける顔認識アプリケーションのタスク配置システムを提案する.本稿で提案するタスク配置システムでは計算資源やネットワーク状況を考慮するタスク配置決定式に基づいて推定応答時間を算出する.そして,推定応答時間が最小となるタスク配置を決定し,各タスクを各計算資源へ配置する.本稿で提案する顔認識アプリケーションのタスク配置システムのプロトタイプを実装して実験を行い,動作確認と評価を行った.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050292572129273216
  • NII論文ID
    170000181438
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00202348/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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