臀部振動を用いた自動車周辺通知におけるシート素材による認識差

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抄録

自動車の運転支援システムにおける運転手への情報通知は、カーナビゲーションシステムやスピードメータといった既存の視聴覚によって通知される情報と競合し、即時の状況判断が困難になりつつある。そこで、これまで臀部への振動による自動車周囲通知システムを提案し研究を進めてきた。本研究では、実車両搭載時に懸念されるクッションに対する頑健性を検討した。ソフト、高反発、低反発の3種類のクッション素材に対する提案手法の振動伝達性や乗り心地について、振動の種別、方角、強度の観点からアンケートによって評価した。その結果、どの素材でも振動子の上に厚さ6cmのシートを重ねた状態で75%以上の正解率が得られた。

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