映像・音声・シナリオ文書の同期に基づく特定人物・特定場面の検索

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  • Retrievak of specified person and specified scene based on the synchronization between image,sond and scenario document

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抄録

近年、ハードウエアの高速化、記録媒体の大容量化にともない、画像情報を蓄積し、検索し、利用を行なう画像データベースヘの関心が高まりつつある。特に、従来は、静止画が画像データベースの主な対象になっていたのに対して、最近では、動画像の内容検索、自動分類等、動画像を対象とした画像データベースが注目されている。また、ワークステーション上で、映像、音声といったマルチメディア情報が比較的容易に扱えるようになるにつれて、動画像だけではなく、音声等も含めたマルチメディア情報をいかに加工し、編集し、利用するかが重要な問題となってきた。このような動画像、マルチメディア情報の認識、利用の試みとして、??らは、抽出したい画像の種類に特有な色や配置の情報を利用し、カラー動画像を自動分類するための手法の提案を行なった。また、長坂らは、シーンチェンジの検出に基づく、ビデオ映像における自動索引付け手法の提案を行なった。しかし、より深い認識、利用のためには、動画像という1つのメディアを用いただけでは限界が生じる。このため、本稿では、TVのドラマ映像を対象とし、一般に多くの動画像に対して存在する、シナリオや音声といった異種メディアの関連情報の認識を協調させながら、より高度な認識を行なう手法の検討を行なっている。以下、2.では、映像・音声・シナリオ文書の同期手法、および、その利用として、特定人物・特定場面の検索について述べる。

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