脈拍センサを用いた眠気警報システムの開発
説明
交通事故の低減を目指し,ドライバの眠気発生を検知するシステムを開発した.眠気を推定する指標として心拍変動に注目し,ドライバに固有のスペクトルのピーク値の変化から眠気レベルを算出する.今回,トラックドライバ運行管理向けの眠気検知システムとして,心電計に比較して負荷の少ないイヤクリップ型の脈拍センサを開発した.運転環境下の外乱の影響を低減し,センサの装着不良やデータ異常値を判別除去することで,脈拍計測の信頼性を高めた.心電計と比較して,ピーク間隔において誤差率±3%以内で,99.7%の一致率を確認した.開発したセンサを用いて心拍変動を利用した眠気推定の実験を行い,顔面表情からの眠気正解値と比較した結果,従来,心電計を利用していた方法と同等の正解率78.2%が得られ,眠気検知システムに適用できることを確認した.
収録刊行物
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- マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2014論文集
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マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2014論文集 2014 24-29, 2014-07-02
情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572137094528
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- NII論文ID
- 170000085969
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles