統計情報を用いた個人情報露出量算出方式の検討
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- Other Title
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- プライバシー保護
Description
個人情報保護法の施行に伴って,近年個人情報の保護に対する意識が急激に高まっている.一方でブログやソーシャルネットワーキングサービス等の普及によって,パソコンや携帯電話を利用して個人が情報を気軽に発信できる機会が増え,無意識に個人情報を露出ケースが多く見られるようになってきた.このような情報露出を未然に防ぐためには,本人がどの程度情報が露出しているかを自覚しなければならない.そのために自動的に情報の露出状況を判断し,数値化して個人に示すモデルが必要である.本稿ではモデルにおける露出状況の統計情報を用いた算出方式についての提案を行う.既存の方式では露出状況をその情報を持つ人が情報項目においてどのように分布しているかを想定し,エントロピーと同様の計算方式で平均した値を算出しているが,情報を持つ人の分布が大きく偏っている場合や想定した値と実際の値に差がある場合などには算出したその情報が持つ正確な情報量を表現することは困難になる.正確な露出状況を表現するために,露出状況をエントロピー的に算出するのではなく,実際に存在する統計情報からその情報を持つ人数を求め,露出状況を表現する方式について検討する
Journal
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- マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2011論文集
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マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2011論文集 2011 542-549, 2011-06-30
情報処理学会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572137797888
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- NII Article ID
- 170000068676
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- conference paper
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- Data Source
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- IRDB
- CiNii Articles