DigresSignal:タスク遂行中の逸脱行動と同調心理を利用した作業復帰支援
説明
やりたくないけれどやらなければいけないタスクを遂行する場合,タスク開始後すぐに無関係な逸脱行動をとってしまうことがしばしばある.本研究では逸脱行動の中でも近年特に多い「スマホいじり」に着目し,同調心理を利用してタスクへの復帰を支援する手段を提案する.具体的には,スマホいじりを行っている者が少数派であるという情報を,あたかも実際の状況であるかのようにスマホ上で提示するシステムDigresSignalを構築した.これにより,自分が逸脱行動を行っている少数派であると認識させて,作業に復帰させることができるのではないかと考えた.本手法の有効性を検証する実験を実施した.その結果,他者のスマホの使用割合が低いことを確認させることで,同調が生じ,逸脱の割合を減少させることが示され,作業への復帰を促進することができることが明らかになった.
identifier:https://dspace.jaist.ac.jp/dspace/handle/10119/16259
収録刊行物
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- インタラクション2020論文集
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インタラクション2020論文集 2B-23 593-596, 2020-03-02
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572138344064
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- NII論文ID
- 120006845987
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- Web Site
- http://hdl.handle.net/10119/16259
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles