大規模公園環境におけるWiFiパケットセンサデータの利活用に関する分析と課題

説明

地下鉄やショッピングモールなどの公共エリアにおいて,利用者の行動パターンの把握は,混雑度の緩和やメーケティングの提案において重要である.一方,Wi-Fi パケットセンサを用いた人流分析が登場してきた.Wi-Fi パケットセンサ 1 つで混雑度推定や人流推定を行うことができる.しかし,プライバシーの観点から,MAC アドレスをランダマイズ化する機能を搭載したスマートフォンが増えており,人流分析や混雑度推定において影響されることが考えれらる.我々は 59 ヘクタールの広大な敷地を有する愛知県名古屋市の東山動植物園に,35 箇所の Wi-Fi パケットセンサを取り付け,継続的なデータの収集を行っている.本研究ではランダムアドレスのデータ,ユニークアドレスのデータそれぞれにおいて,東山動植物園という実環境において有用性を検証する.

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